<Header>
<Author: 楊炯>
<Title: 送劉校書從軍>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 劉校書の從軍を送る>
<BookPage: 255>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
天將下三宮，
星門召五戎。
坐謀資廟略，
飛檄佇文雄。
赤土流星劍，
烏號明月弓。
秋陰生蜀道，
殺氣繞湟中。
風雨何年別，
琴尊此日同。
離亭不可望，
溝水自西東。
<End Poem>
<Translation>
大將軍が出陣の勅令を受けて宮中から退出され、軍門には武器も豐富に支給されて準備は萬端ととのった。君は本營にある文官として、いながらに朝廷の戦略に寄與される重要な役割である。とくに將軍の命に應じて草する軍中の文書は、君のような文筆の才能のすぐれた方でなければ、できないことである。
新しくとぎすました名劍を腰に帶び、明月のような形の剛弓をたばさんだ戦士たちが肅々として出征してゆく。時しも秋陰が蜀道のあたりを暗くし、殺氣が湟中の方角に立ちこめるのが感ぜられる。そこへいよいよ君は出てゆくのだ。風が吹き過ぎるように、雨が散ってゆくように、君は去ってゆく。これから何年さきに再會できるか見當がつかない。せめて今日だけは、いっしょに同じ酒樽から酒を酌みかわし、琴を弾いて興をそえ、清筵を共にしよう。一たん別れてしまえば、この建物から君の方を眺めることも、君の方から眺められることも、できなくなってしまうのだ。あたかもお堀の水が東と西とに分かれて流れて行ってしまうようなものではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
大將軍が出陣の勅令を受けて宮中から退出され、
軍門には武器も豐富に支給されて準備は萬端ととのった。
君は本營にある文官として、いながらに朝廷の戦略に寄與される重要な役割である。
とくに將軍の命に應じて草する軍中の文書は、君のような文筆の才能のすぐれた方でなければ、できないことである。
新しくとぎすました名劍を腰に帶び、
明月のような形の剛弓をたばさんだ戦士たちが肅々として出征してゆく。
時しも秋陰が蜀道のあたりを暗くし、
殺氣が湟中の方角に立ちこめるのが感ぜられる。
そこへいよいよ君は出てゆくのだ。
風が吹き過ぎるように、雨が散ってゆくように、君は去ってゆく。これから何年さきに再會できるか見當がつかない。
せめて今日だけは、いっしょに同じ酒樽から酒を酌みかわし、琴を弾いて興をそえ、清筵を共にしよう。
一たん別れてしまえば、この建物から君の方を眺めることも、君の方から眺められることも、できなくなってしまうのだ。
あたかもお堀の水が東と西とに分かれて流れて行ってしまうようなものではないか。
<End Formatted Translation>